子平真数の財官についての考察

子平八字で、財官が格局の場合は、財官が喜神はお金や地位を得やすいと判断しますが、従財格や従殺格になったとき、同じようにお金や地位が得やすいこととは違った判断となります。例えば大きな店舗の販売員だとしたらその売り上げが新人であっても店長を越えてしまうことになってしまいました。そうしたとき、お店の上下関係がギクシャクしてしまいとても地位が得れるとは考えられません。まさに従財格が求める財とは在庫一掃セールのようです。できれば20%引きで売り切れば大きな利潤が得れるでしょう。忌財の例えば飛天禄馬格だったどうでしょう。忌財が天干に出ていませんから店頭には並んでいない商品でなおかつ一般的ではない、つまり形を持たないある人々を利益するものかもしれません。このように子平命式が表そうとする財官の姿は多様性に富み、定型的な判断や概念にとらわれている限り、真実の財官(通変淵源)の姿を垣間見ることは難儀でしょう。