筆者は人と接するときは、自らの体験や相手のエネルギーの状態を考慮しながら、とくに人々の指導や鑑定にあたるときには細心の注意を払っております。
占いに来る方々や占いを習おうとする方たちには、問題を抱えている場合が非常に多いからです。
占いを魔法の杖のようなものだと勘違いしている人々や徳を積むことなしに風水や奇門遁甲などのテクニックによって何もかもが解決できると勘違いしている方々には占いの本質を伝授することはお断りしております。
また暗黙の了解であるかのようにそのような人望にかける方々は自然と筆者の前から去っていくようです。その多くは常識の欠如であるといってよいでしょう。そしてそのほとんどが不純な動機から占いに頼ろうとするものたちです。
そのような方々が学ばれた占いやその方々の占い鑑定では、占いが正しい判断のもとに行われることは決してないでしょう。むしろそのほとんどがその本質を歪められて占いの正当な評価すら失い兼ねません。
自らのエネルギーの混乱状態や心の穢れをそのままにしている限り、自分も他人も汚し、真実がみえないまま二元論の輪廻の中で苦しみ続けるでしょう。
自らが自分の心の汚れに自覚を持っていない。これがすべての根本原因です。
それを解決しない限り、どのような占いを用いてもどのような手立ても水泡に帰すでしょう。
それが我々が今置かれている甘くない厳しい現実の局面なのです。
占いはその自分の限界を切り開くためにあるものであって、自己の煩悩からでたカルマの実現のためにあるものではないのです。
何でも自分の思いどおりに、そして、他すらも自分の思いどりに支配しようとする。
その行為は完全に狂っているし、間違っている。その行為は最善の結果を生み出すことはないだろう。完全に心が汚れきっていますよ。
この辺のところを占い師さんも占いに行く方々も正しく理解していないようです。