人間という器は、何かを表現しようとしたり、コミュニュケーションしようとするとき、すべてが迷妄に包まれて、アクセスを願っても拒絶されてしまう。
なんと! ひとは自らの狭い鳥籠の中に自分を押しとどめている。
心を閉ざしているようにみえないひとですら自分をひたかくししている。
解放されていない。なにか行為を為すことでそれを解放しているにも拘わらず。
アーティストはもしかしたら自分を偽っているかも知れない。
作為すること行為することは人為的な概念の構築物である。
阿刀田達磨は伝えたいことが伝わらないとき、どのように伝えていったらよいか解らなかった。
しかし、そのときすでに手振りやアクションやボディーランゲージ、つまり、ヨーガによって伝えようとしていたのだ。
ヨーガとは真実の心の境地(状態)を指すものだ。
なんと人間は面倒くさい五体と五感に頼って表現しても、実は何も真実の境地を伝えていなかったのだ。
身体・言葉・意識をフル動員してもその境地を伝えられるのか?
非常に難しい問題だ。
しかし、これこそがアーティストに求められる課題だといえよう。
阿刀田 達磨
阿刀田がラジオで語れなかったもの、伝えられなかったものを記す。
阿刀田達磨は、五術六大課によって運命の改善を説き、ゾクチェン10乗目の教えによって運命からの解放を説く、前者は一般の世俗諦であり、後者は究極の勝義諦である。
六大課というマシンは出生時間にセットしてタイムワープしながら自らの過去や未来の運命をみていく、映画のバックトゥーザフューチャーのようだ。そして悪い運命は教誡によって乗り越えていく方法が古代中国で考え出された。
運命には命と運がある。その命と運を合わせてみないと今置かれている自分の状態を説明することはできない。見解と行為が一致した場合占いがヒットしたことになる。
反対に見解の中で行為を見失ったら占いがハズレたことになる。
問題が複雑な場合は風水や方位や名前も考慮して命運の状態を考慮しないと運命を説明できないケースもある。
子平には、古代中国人の思想哲学として、
文武という内格・外格のふたつの人生の在り方と生き方がある。国を治める為の文官と武官を象徴している。
体用という人生の目的と、
精神という運命の禍福がある。
そして富貴貧賤という運命の結果がある。
さらに成功運と幸福運の違いがある。
清濁と呼ばれる運命の清らかさと汚れという現象がある。
清は、社会も人も自らの心身や運命すらも浄化できる。癒し健康平和安泰安穏悟りをもたらす。清浄な顕現。天子。
濁は、社会も人も自らの運命も精神肉体すら汚してしまう。不幸病気災難紛争をもたらす。不浄な顕現。悪魔。
真は永続、仮は一時的を現す。
順は楽して成功、悖は苦労を重ねた成功を現す。
これらの運命の多様性や浄不浄といった顕現現象を自らに対象化しなければその顕現は自然に解脱し消えていく。しかし、執着や煩悩の妄念を燃やしてしまったら一生の過ちや一生購えないような問題となって自らが一生を背負はなければならないカルマとなってしまうのだ。
六大課による運命の分析方法
子平 器、人間性の清濁 エネルギーの質量の現れとしての運命 変化身 力能
紫薇 表現能力 鏡に写し出される運命の顕現をみる 報身 戯れ
七政 惑星の位相の顕現 具体的な対象物との関連によって運命をみる 飾り
卜易 人間の持つ特殊能力
太乙 天の時 ブレイクポイントと社会階層の適可をみる。
六壬 人の和 ヤブユム(父母)の関係をみる。
遁甲 地の利 ダキニーとの関係をみる。
六大課とは、それぞれ時間サイクルは使用ツールによって異なるので、同じ時間を使いながらまったくちがった運命解釈を行うことができ、それを重ね写し出すことで、運命の多様性をみていくものである。
子平 命式 運命とは五音であるところから出発した運命学。
ひとりさん 外格・従児格 庚癸、金が亮(ひかる)。雨淋水洗金方亮。名刀村雨を現す。人の汚れを切り捨てることができ汚れを雨によって流すことができる。だから自らが汚されることはない。つまり社会浄化ができる。名声と人気を現す。従神が強くなるとブレイクする。調候が忌神なので命式は湿寒となって屈折した精神を持つ傾向があり、人生の困難を克服していくことで成功する。(もし、内格の場合、忌食傷を抑えるので、結婚によい。印綬格を構成するので、その世界で名を成す。来年再来年は大運の忌財を抑えるので、財運旺盛であるとみる。陽干は季節に従うので、月令印綬となってしまっては従格にはならない。忌食傷が強い命式とみる。金が錆びていく命式。真冬なので非常に恵まれない人となってしまう。)
30代で財(妻)を得て、40~50代で地位を得て、60代で権威を得る。晩年長生きできれば名を残すことができる。
児財得所は、為誰忙 仕事のオファーが来て忙しくなる。
財官得所は、天下遊 公費で旅行ができる。
児殺得所は、世の中から尊敬され敬われる。傷官見官可の命
教誡 あともうすこしで成功できる人を成功するように助けたり、世にやくにたたない人を役立つようにすることで人気と名声が上がっていく。
ちかさん 外格・従強格 乙壬、調候喜神。蓮の花が咲き誇る園を現す。水に浮かぶ水草或いは船。甲戊運が良い。従神が強くなるとブレイクする。女性として姿態韻美の素晴らしい容姿をもつ。権威に恵まれて世渡りがうまい。柔軟性に富んでおり、柔よく剛を制する。20~24才(2004~2008年)喜神の長生運に天地人が揃い従強格8点比劫6点、2004年甲申歳、従強格16点の助比劫で、強旺得所として命式が完成しブレイクする。
教誡 問題を対処することに長けているので、困っている人々に相談にのってあげて問題を解決し、義のために弱者は救済することで権勢と人望に恵まれる。
さと美さん 内格・官印相生(壬庚戊)お嬢様タイプ。家柄が良く、社会的地位にも恵まれる。『子平百章歌』に実例があり、水源調流となる。
教誡 問題を対処することに長けているので、困っている人々に相談にのってあげて問題を解決し、地位をうまくつかって謙虚にいきていけば分相応のお金がなくても清らかな生活ができる。何かの家元になったり、地位が非常に高くなる。
子平 運勢
ひとりさん 喜財の大運。妻を娶る運勢。31才~35才 2006~2011年 乙運 財喜神運。
流年の2009年は、外格が内格となって守りによく結婚にはよい年。命式が多少汚れてしまうので、試練の年でもあり苦労が多い年。
2010年は財が妬合に会うので、財の損失やごたごとに逢う可能性がある。
ちかさん 2009~13年の五年間は和用神の喜神大運。次の子運も沐浴の喜神は、霊精と艶福で、人気がさらに上昇する。華やかな花瓶が添えられて名瓶鮮花となり、花と花瓶がともに競演してさらに美しくなる。流年2009年は害印綬の調候忌神となり命式が汚れてしまったので、苦労が多かったようだ。しかし、蓮の花が泥によっても汚されない清浄性を持つように世の不浄を浄化し、苦難を乗り越えていくことに人生の大きな意味がある。
2010・11年は官殺運で縁談の年。結婚は我慢が多く、おもった以上に苦労を強いられるケースが考えられる。病気ケガ地位の損失に注意。
さと美さん 19~23才(2006~2010年)戊運は生印綬、名震四海の運。社会的にブレイクする運勢。2009年は官殺混雑・己土濁壬といって命式が汚されていたので、男性関係や仕事面で口に言えない悩みや苦労があったはず。汚れた方向に運命をもっていかないことである。24~28才の午の運は未午合の胎の喜神で福徳運なので、結婚して家庭に入る可能性が大である。子供がうまれるかも?
収録中にひとりさんの質問に答えられなくなってコメントが出てこなくなった数秒間が阿刀田に起こった。
何事かと阿刀田は絶句した!
阿刀田の意識は広大で透明な空間に何もない状態になってしまったのだ。
その意識はそこのスタジオを遙かに超えた異次元空間にタイムワープしているみたいだった。
どこにアクセスしようとしても何もない空間が見つけるだけで何もかもが透明で輝いている。
なんとかこの状況を打破したかったのだが、あるがままの自分にもどっていったとき、やがて稲妻の直撃のようにリクパから情報がやってきた。
収録が終わったときの方が有意義なコメントができたのではないか?
と阿刀田は思ったのだった。
スタップのみなさま ひとりさん みかさん さと美さん ありがとう 阿刀田達磨(ダルマ)